土筆

夏の盆栽管理編

コラム:盆栽情報

今回のコラムでは夏の盆栽管理方法をご紹介します。

年々暑さが厳しくなり、生き物にとって過酷な夏がやってきました。

小さな植物たちがこの暑さをどうやって乗り切るかを考えたとき、やっぱり「こまめな水やり」と「適切な遮光」が大切だと改めて実感させられます。

とはいえ、自由に水やりをするのは危険な場合もありますので、体験をもとに気をつけたいポイントをお伝えさせていただきます。

水やり ー ベストタイミングと量

夏の水やりで植物に最も負担がかからないのは、涼しい時間帯の水やりです。

特に、朝日が昇る前や、日が落ちてからの時間帯はとても重要です。

  • 涼しい時間帯を狙う
    朝日が昇る前、または日没後が理想的です。日中に水を与えると用土が蒸れ、根が傷む原因になります。
  • たっぷり与える
    鉢底から流れ出るまでしっかり注ぐことで、古い空気を押し出し新鮮な酸素を補給。根の呼吸がスムーズになり、光合成効率もアップします。
  • 表土の乾き具合を確認
    表面が白っぽく乾いてから与えるのが目安。常に湿った状態は根腐れを招くので注意しましょう。

置き場所 ー 強い日差しを避ける工夫

  • 春~秋
    基本は日光をしっかり当て、樹勢をつける時期。ただし真夏の直射日光は葉焼けを起こしやすいので、
    • 30~50%程度の 遮光ネット
    • 庭木の木陰や軒下
    • 午前中だけ日の当たる 半日陰
      などを活用し、日差しを和らげましょう。
  • 風通しを確保
    蒸れ防止と病害虫対策になります。棚の高さを変えたり、鉢間隔を広げるだけでも効果的です。

肥料 ー 夏は「休止期」と割り切る

夏の時期の肥料は避けて下さい。

高温下では、肥料成分がガス化しやすく、それが原因で肥料焼けを起こすことがあります。

例えば、葉っぱが黄色くなったり、枯れてきたり、縮れたりするほか、根も傷みます。

どうしても元気がなく気になる場合は、薄めに希釈した活力剤を与えてみて下さい。

活力剤は点滴、肥料はご飯のようにイメージすると、どんな時に使うのかがわかりやすいと思います。

まとめ

盆栽は手をかけただけ応えてくれる「小さな庭」。
朝夕のやさしい水やりと、葉焼けしない居心地の良い環境づくり――この2つを押さえれば、真夏でも元気な姿を保てます。

ぜひ楽しみながら盆栽ライフを続けてくださいね。

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